「北九州市平和のまちミュージアム」に行ってきました。

令和4年4月19日オープンした「北九州市平和のまちミュージアム」にオープン後約1ヶ月経過して行ってきました。その感想を3点にまとめてみました。

1.施設のコンセプトが「市民の戦争体験や当時の暮らしを物語る資料などを保存・継承していく。」「戦争の悲惨さや平和の大切さ、命の尊さについて考える機会を提供する。」とされている。しかしながら、今日のロシアのウクライナ侵攻により、戦争の悲惨さや平和の大切さについては、日々テレビで放送され、77年前の戦争を振り返る必要もないほど、現在の日本人のすべてが実感しているところである。平和のまちミュージアムが今日の戦争やジェノサイドの悲惨さ平和の大切さについてどのようなメッセージを発しようとしているのか不明である。

2.総工事費10億円、年間維持経費8,000万円超といわれているが、乏しい北九州市の予算において、平和のまちミュージアムにこれだけの予算を支出するだけの意義があるのか。北九州市においては、40年間で20%の公共施設を削減するとされている。このこととの政策の整合性があるのか。また、更新の必要な公共施設や耐震改修の必要な施設も数多く、利用者が多数に上るこれらの公共施設に先駆けて平和のまちミュージアムを建設する必要性があったか。

3.平和のまちミュージアムの正面にある中央図書館は、磯崎新氏の設計であり、歴史的建造物である。平和のまちミュージアムは、それに見合うだけの価値のある建造物か。受付に平和のまちミュージアムの設計者について尋ねたところ答えられなかったばかりか、有名な人ではないと聞いていますという返事だった。また、北九州市はSDGs先進都市であるのに平和のまちミュージアムには、環境に配慮したエコのシステムを挿入しているとの告知が全くない。北九州市の施策全体との整合性が感じられない。

コメントは受け付けていません。